「社協と良きパートナーとして」県民児協機関紙原稿から(小浜民協会長赤崎雅博氏) |
小浜市民生児童委員協議会連合会(民児協)と小浜市社会福祉協議会(小浜市社協)は、良きパートナーとして活動を進めています。
一時小浜市社協は、赤字決算となり大変心配される状況になりました。しかし、その状況を逆手にとり本業はもちろん、抜群の企画力で積極的活動を展開し、その中でも「小浜駅花いっぱい運動」「サンサンホーム夕涼みコンサート」「赤い羽根共同募金」「やさしさいっぱいまちなか夢通り」等は地域の注目を集める活動になりました。
我々民児協も、各民生委員が、日々の活動と両立できる範囲で地区毎に打合せをして協力しています。
特に関わりの深い活動は「赤い羽根共同募金」です。今まで「共同募金」というと日本全国で集めても、東京や大阪などの都市部で使われ、我々の地方ではほとんど使われていないのではないかと思っていましたが、多くの部分が地域に還元され、民生委員と関係の深い「ふれあいサロン」(47団体)に助成金として補助され、サロン活動の大きな助けになっていることを知りました。また民児協では市民の方々へ「共同募金」が地元に還元されていることのPRも行っています。
また、5月には小浜市社協「ハンセン病回復者と交流を深める会」の指導のもと、岡山方面への研修旅行に行き、瀬戸内市「邑久光明園」と「長島愛生園」を訪問しました。ハンセン病とはどのような病気なのか、回復者は今どのような生活をされているのか、正しい知識の一端に触れることが出来ました。また、「邑久光明園」では、福井県人会の方々と交流を持ち、一緒に「ふるさと」を唄っているとき涙ぐむ回復者もおられ、感動を共にすることが出来ました。本名も故郷も家族も失い、苦難の人生を歩みながらも明るく暮らしている姿に接し、歴史の事実として受止め、子供や孫に語り継いでいかねばと思いました。
このように我々民児協と小浜市社協は、協力し合い、かつ負担を感じないような関係を長く続け、お互い今まで以上に成長して行ければと考えます。