柳田邦男さんの記念講演に感動「大人の再生、子どもの成長」 |
12日福井市で開かれた福井県民生・児童委員協議会設立30周年記念大会に出席してきました。長年の功績に対し130人が表彰され、小浜からは、松原美智子さんと藤井満孝さんが大会長表彰を受けられました。
記念講演の柳田邦男氏のお話に聞き入りました。演題は「大人の再生、子どもの成長」 ~地域社会のあり方を考える~
3月11日東日本大震災で被災し親・兄弟が亡くなり心に傷ついた子どもたちが多くいる。慣れない避難生活やさまざまな形で分散されている子ども達は今、内面を表に出さないでいる。天災なのに生きている事で自分を責めるしょく罪意識に駆られる場合がある。乗り越えるのがむずかしいが、命を大切にしなければならない事を伝えていく必要がある。地域で支えていくプロジェクトが必要と訴えられました。
予防策として
1 遊び場(拠点)の確保
2 絵本の読み聞かせ活動 心の整理ができる
3 すべてを受け入れてくれる人 心をわかってもらえるアタッチメントが必要
災害の地域の役割は 支えあい つながり合いである。 したがって日常の行いが大切になっていると課題提起されました。 民生委員に期待したいと強調
災害だけでなく、言葉、ネット社会により自己中心的な子どもが増えている現代の危機にもふれ 心の再生のために、女性に子育てを任すのではなく、男性も積極的に係わり「大人こそ絵本を」と提唱されました。子どもの心の発達をとらえた外国の翻訳された絵本の紹介があり、周りの支えがあるから幸せと言える状況を創る。いかに地域が大切か。支えが大切かを力説されました。
絵本の紹介では
子どもの可能性“よりそう心” の絵本…「いもうとの入院」「なきすぎてはいけない」
“生きなおす力”の絵本 …「でも わたし生きていくわ」「かなしいけど今は幸せ」
私も読む努力をしようと思いました。